こんにちは。社内でマーケティング担当をしている石川です。
普段は、お客様の声や社員の話に触れることが多い立場なのですが、そんな中でふと気づいたことがあります。
「“静かさ”って、そんなに大切ですか?」
初めてこの会社に入ったとき、正直そんなふうに思っていました。
性能、間取り、デザイン……家を選ぶ理由はたくさんあります。
その中で、“静けさ”という目に見えない価値に、これほどまでにこだわる理由が最初はピンときませんでした。
でも、社内での話やお客様の声に触れるうちに、その意味が少しずつ分かってきた気がします。
全館空調の展示場を訪れたお客様の中には、開口一番こうおっしゃる方がいます。
「この家、なんか“音がしない”ですね」
「空気がさらっとしていて、気持ちいい」
風が吹き出す音も、エアコンの駆動音も感じない──
私たちの家には、そんな「無音に近い快適さ」があるようです。
当たり前のようでいて、意外と身近にはない。
“音がしない”という感覚が、こんなにも人の気持ちを落ち着かせるものなんだと、私自身驚きました。
社内では、お受渡し後のお客様アンケートを共有する機会があります。
その中で印象的だったのが、あるご家族の言葉でした。
「リビングで過ごす時間が長くなりました」
「子どもが以前より落ち着いている気がします」
「夜に本を読む習慣ができました」
これらの言葉に共通していたのが、“空間の静けさ”でした。
静かで、風もなく、温度も均一──
そんな環境が「生活の質」をそっと底上げしてくれていることに、多くの方が気づいています。
私たちの家づくりは、派手な機能や見た目ではなく、「住んだあとに気づく心地よさ」にこだわっています。
その中でも“静けさ”は性能として数値化しにくいぶん、言葉で伝えるのが難しい価値です。
でも、お客様の声や社員の想いに触れるほどに、“静けさ”こそが「暮らしの真ん中」にあるものだと感じています。
私は設計でも営業でもありません。
でも、家づくりに関わる一人として、「なぜこの家に惹かれる人が多いのか」を考えることがあります。
その答えのひとつが、“静けさ”なのかもしれません。
もし今、家づくりを検討している中で、なんとなく「疲れやすいな」「落ち着かないな」と感じているなら。
家の“音”や“空気”にも、少しだけ目を向けてみてほしいなと思います。