インテリア担当の水野です。
家の中で過ごす時間が増える中、
「なんとなく落ち着く家」「理由は分からないけれど心地いい空間」
そんな感覚を大切にされる方が増えてきました。
実はその心地よさは、
家具の配置や色だけでなく、空間全体が“整っているかどうか” によって生まれています。
今回はインテリアの視点から、
“整う空間”が心と暮らしにもたらす効果 についてお話しします。

「整った空間=物が少ない」と思われがちですが、
本質は 視線・素材・余白のバランスが取れていること です。
例えば収納ひとつをとっても、
・扉付きでしっかり隠す
・ロールスクリーンで柔らかく仕切る
・オープン収納で“見せる”
どれが正解というよりも、
暮らし方に合った見え方を選ぶこと が整いにつながります。
また、壁紙はベースを明るめに整えることで
家全体の統一感が生まれ、空間が自然と広く感じられます。
色・素材・光を揃えることで、
人は無意識に安心感を覚えるのです。

家具の配置や素材選びについては、
こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
「家具の配置で広く見える空間」(10/11)
「家具と素材のバランスで変わる“空間の落ち着き”」(11/22)
空間が整うと、暮らしのリズムも自然と整います。
・照明の色や明るさを空間ごとに使い分ける
・動線上に必要な収納やコンセントを配置する
・生活感が出やすい場所ほど、仕組みで隠す
こうした積み重ねによって、
朝の支度がスムーズになり、夜は気持ちが切り替わる。
「なんとなく落ち着く」「家に帰るとホッとする」
その感覚は、空間が暮らしを支えている証拠です。
整った空間づくりで意識したいのは、次の3点です。
・家具の高さや素材感を揃え、視線を散らさない
・視線の先に“抜け”をつくる(窓・照明・グリーン)
・置かない勇気を持ち、余白を残す
例えば、テレビ背面を照らす間接照明は
目の疲れを抑えながら、空間全体をやわらかくまとめてくれます。
「足す」よりも「整える」。
それが長く心地よく暮らせるインテリアの考え方です。

整った空間は、
見た目だけでなく 心の余白 を生み出します。
毎日の暮らしの中で、
「少し気持ちが落ち着くな」と感じる瞬間こそ、
インテリアの力が発揮されている証です。
忙しい日常の中に、
“整う心地よさ”を取り入れてみてください。