
営業担当の信濃屋です。
家づくりのご相談をいただいていると、はじめに多くの方から
「みんな最初はどんなことで悩むんですか?」
と質問をいただくことがあります。
家づくりは、多くのご家族にとって 人生で一度きりの大きな決断。
初めてのことだからこそ、不安や疑問があって当然です。
そこで今回は、営業として日々お客様と向き合う中で
特に多くいただく “ご質問ベスト3” を通して、
家づくりで大切にしたい考え方をお伝えできればと思います。
土地や間取りを考える前に必要なのは、
自分たちがどんな暮らしをしたいのか を整理することです。
あるお客様が展示場で
「この窓から見える景色、すごく好きです」
と話してくれたことがありました。
その言葉をきっかけに、
“窓から景色を楽しむ暮らし” を中心にプランを組み立てることに。
結果として、とてもそのご家族らしい素敵なお住まいになりました。
ポイント
・形(間取り)より先に、暮らしのテーマを決める
・「朝日」「気配」「景色」「家事ラク」など、好きなキーワードを書き出す
暮らしの言語化が、家づくりの最初の一歩です。
資金計画を早い段階でしっかり組んだお客様は、
家づくりの期間を落ち着いて楽しんで進めていらっしゃいます。
建物価格だけでなく、
外構、諸費用、家具家電、引っ越し、そして将来のメンテナンスまで
家づくりはトータルで考えること が大切です。
ポイント
・「今払える金額」よりも「未来まで安心して払える金額」で判断
・「借りられる額」ではなく「自分たちが返していける額」が基準
無理のない計画が、途中の不安も、完成後の後悔も減らします。

SNSや雑誌を見ていると、魅力的な家がたくさんあります。
しかし、そのすべてが自分たちにとって正解とは限りません。
以前、あるお客様が完成後にこう話してくれました。
「全部が理想通りじゃないけれど、この家がいちばん自分たちらしいです。」
その言葉は、今でも私の中に残っています。
ポイント
・情報に振り回されすぎない
・自分たちの“優先順位”を明確にしておく
家は“完璧を探す場所”ではなく、
“自分たちらしさに寄り添う場所”です。

家づくりの過程では、
迷ったり、立ち止まったりする瞬間が必ずあります。
でも、その迷いや疑問こそが
「本当に大切にしたいもの」へ近づくサイン です。
営業として多くのお客様と向き合う中で感じるのは
「気になったことを気軽に聞くこと」から家づくりは始まるということ。
これから家づくりを始める方にとって、
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。