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2025/08/09
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“いい土地”って、どこが違う? 建ててから後悔しないための3つの視点

はじめに

はじめまして。営業担当の大谷です!
日々、お客様の家づくりに関わる中で、「土地選び」に悩まれる方はとても多いです。

「どこを重視すればいいかわからない」
「日当たりが良ければそれでOK?」
「そもそもこの土地って、いい土地なのかな…?」

一生に一度の大きな買い物だからこそ、後悔のないように進めたいですよね。
今回は、営業としてお客様と向き合う中で感じている「土地選びで後悔しないための3つの視点」をご紹介します。


✦ その土地に“暮らす自分”を思い描けるか

土地選びを考えるとき、「立地」「価格」「駅までの距離」など、数字で比較できる要素に目が行きがちです。
でも、実はそれだけでは“本当に満足できる土地かどうか”はわからないこともあります。

私自身、お客様と一緒に現地を見に行ったとき、ふとした一言が印象に残ったことがあります。
それは「ここに朝日が入る感じ、ちょっといいかも」という言葉でした。

条件にぴったりかどうかだけでなく、「この場所で朝を迎えたら、どんな気持ちになるかな?」
「子どもがここを走り回る姿、想像できるかな?」——
そういった“暮らしの情景”をイメージしてみることも、実はとても大切です。

数字やスペックには表れない、“肌感覚の相性”も、土地選びの大事なヒントになると感じています。


✦ 形・高低差・道路位置で“間取りの自由度”が変わる

次にお伝えしたいのは、「土地の個性が、間取りの自由度に直結する」ということです。

たとえば…

  • 道路が北側にあると、リビングの日当たりを確保するために間取りが工夫されます

  • 高低差のある土地は、造成費が余分にかかることもあります

  • 細長い土地や旗竿地は、プライバシーの確保や駐車のしやすさに影響が出ることも

    見た目や坪単価だけではわからない“使い勝手”が、土地によって大きく変わるのです。

私が担当したお客様でも、「金額は魅力的だったけれど、想定していた間取りが入らなかった」と、別の土地に切り替えられた方がいらっしゃいました。
だからこそ、“この土地でどんな家が建てられるか”という視点を持つことがとても大切です。

土地と建物は“セット”で考える。これが、後悔しない土地選びのポイントだと思います。


✦ “ちょうどいい土地”が、“ちょうどいい暮らし”をつくる

最後にお伝えしたいのは、「広ければいい」「南向きなら完璧」というような、“理想のかたち”を追い求めすぎないことです。

もちろん、良い条件に越したことはありません。
でも、土地に予算をかけすぎてしまうと、建物の選択肢が狭まったり、外構や家具に回せる費用が足りなくなったりすることも。

「ちょっと駅から遠いけど、静かで落ち着ける場所だった」
「形は整っていないけど、隣家との距離が取れて安心できた」
そんな、“完璧じゃないけれど、暮らしにちょうどいい”土地に出会えたお客様は、みなさん本当に満足そうに過ごされています。

土地選びは、「暮らし方」に正直になることが大切です。
どんな生活をしたいかを軸にして、“自分たちに合った土地”を見つけてもらえたらと思います。


おわりに

家は建てる前より、建てた後の時間のほうがずっと長く続きます。
だからこそ、「今」だけでなく、「その先の暮らし」まで想像して土地を選ぶことが大切です。

もし迷ったときは、実際にその土地に立って、朝の光や風の音を感じてみてください。
「なんだかここ、落ち着くな」と感じる感覚があれば、それは大きなサインかもしれません。

この記事が、土地選びに悩まれている方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。

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